映画(洋画 99年以前)
映画「キングオブニューヨーク」を映画館で観てきました。 映画「キングオブニューヨーク」はクリストファーウォーケン主演の1990年のマフィア映画だ。映画館のハードコア傑作集で何気なく予告編を目を止めるとクリストファーウォーケンの不気味な顔が脳裏に…
映画「π」は1998年日本公開の「ブラックスワン」のダーレンアロノフスキー監督の初期の作品だ。 デジタルマスター化されてAmazonプライムにもラインナップされた。当時日経新聞に紹介されて日本公開時に観ている。PCの前で株価分析する数学者というコメント…
映画「バスケットボール・ダイアリーズ」は95年のアメリカ映画 バスケットボール・ダイアリーズ 「バスケットボール・ダイアリーズ」はレオナルド・ディカプリオが「タイタニック」以前に主演した作品である。題名とジャケットからして、さわやかな青春物語…
映画「ピアノレッスン」は93年のカンヌ映画祭パルムドール作品だ。 主演ホリーハンターはアカデミー賞主演女優賞、娘役を演じた少女アンナ・パキンはなんと11歳にしてアカデミー賞助演女優賞を獲得している。 傑作とされる本作品もなかなかdvdレンタルに…
映画「ロストハイウェイ」は鬼才デイヴィッドリンチ監督による97年の作品だ。 今回は2回目の鑑賞だ。あまりに不可解な展開なので、感想を書いていない。だからと言って不満足なわけではない。 デイヴィッドリンチ監督「マルホランド・ドライブ」はすばらしい…
映画「フライド・グリーン・トマト」は1992年の作品 89年にジェシカ・タンディが「ドライビング・ミス・デイジー」で、90年にキャシー・ベイツが「ミザリー」でオスカー主演女優賞をそれぞれ受賞している。その直後の共演作品だ。いい映画だと聞いて…
映画「フェノミナン」はジョントラボルタ主演の1996年の作品だ。 一度見たことがあった。 頭が急によくなり超能力者のようになるトラボルタの話と覚えていた。ファンタジー映画のような要素をもつが基本はラブストーリー、近い路線でいえば「グリーンマ…
映画「シャイン」は1996年のオーストラリア映画だ。 ピアノ版「巨人の星」というべき父と子の物語が前半語られた後、練習しすぎで精神に異常をきたした主人公が再度輝く(shine)姿と、その復活に向けた周囲の援助が後半で語られる。ジェフリーラッシュは…
映画「ラヴィ・ド・ボエーム」を劇場で見た。 フィンランドの巨匠アキ・カウリマスキ監督の1992年の作品だ。フィンランドでなくフランスが舞台でフランス語が主体である。新作「ルアーブルの靴磨き」と同じだ。 2000年以降の作品はレンタルで見られ…
映画「アリス」はウディアレン監督ミア・ファロー主演の90年の作品だ このころウディアレンの作品には必ずと言っていいくらい彼女が出演していた。 ファンタジータッチで話が展開するニューヨークマンハッタンの主婦の物語だ。 ニューヨークマンハッタンが…
映画「太陽に灼かれて」は94年のロシア映画、1930年代のスターリンによる粛清時代を描く。 成宮寛貴君の映画のコメントしていたら、彼が昨年「太陽に灼かれて」を劇で上演していることがわかった。この映画は割と有名だけど、機会がなく見ることがなか…
ブルースブラザース2000は名作「ブルースブラザース」の続編である。 本当に楽しい。 ロードショー時に劇場に見に行った。最終のバンドコンテストの場面になった時、豪華なミュージシャンが次から次へと出てくるのにアッと驚いた。 ここしばらく目が痛く…
「ゆりかごを揺らす手」はカーティスハンソン監督による92年のスリラー映画だ。 ここでもすごい悪女がどきどきさせるようなパフォーマンスをする。 研究者の優しい夫と幼い娘に囲まれ幸せな日々を過ごすクレア(アナベラ・シオラ)は2人目の子供を身ごもった…
「シビルアクション」は99年の法廷物映画だ。ジョントラボルタが主演 土壌汚染による公害裁判を通じて大企業相手に奮闘する弁護士を描く同名ベストセラーの映画化。 ドライで金もうけしか考えていない弁護士が泥沼におちていく構図を描く。このブロブでも…
しばらくアップしていなかった。忙しかった。 映画どころではないという感じだ。 「フルモンティ」はイギリス映画、すたれた工業の街の失業者たちが男性ストリッパーになってしまう話だ。コミカルなタッチがいい。懐かしいドナサマーの「ホットスタッフ」が…
「ブロードウェイと銃弾」はウディアレン監督の96年の作品だ。彼自身は出演していない。いつものウディアレンらしさもあるが、ミュージカルの裏話が主軸だけで若干色彩が異なるかもしれない。世間評価はまあまあのようだが、ウディ作品の中では個人的には苦…
映画「カンザスシティ」はロバートアルトマン監督の96年の作品。 ルーズベルト大統領就任後の大恐慌下のカンザス・シティを舞台に、腐敗選挙がらみの誘拐騒動を描く人間ドラマ。カンザス・シティはアルトマン監督自身の故郷である。いつも大人数の登場人物で…
最近16世紀のヘンリ8世以降の英国が妙に気になるようになった。しかも、日経新聞「私の履歴書」にシェイクスピアの新訳で名だたる東大名誉教授小田島雄志氏の話が掲載されて、シェイクスピアが妙に気になる。とすればこの映画である。 「恋におちたシェイク…
映画「エリザベス」は16世紀のイングランド女王エリザベス一世の女王創成期を描く。英国国教会を築いたヘンリー8世と、侍女アン・ブーリンとの間に生まれたエリザベスが女王になる時から、独身を決意して統治にあたろうとする姿を描く。ケイトブランシェッ…
オリバーストーン監督には珍しいブラックジョークのような作品。ショーンペンを主人公にしている。マフィアに追われた男が砂漠の町に迷い込む。そこで無一文になり、借金に追われた彼がハチャメチャな行動をとる。回りもみんなハチャメチャという設定だ。 主…
スペインの巨匠ペトロアルモドバル監督の93年の作品だ。いつもながら色彩設計の凄さに圧倒される。正直ストーリーは支離滅裂で、いつも通りにあらすじを書くのも難しい。基本はサスペンスであるけれども、色彩や衣装に目を奪われて話の内容はどうでもいいと…
「運命の逆転」は実話に基づく90年のサスペンス映画である。「危険な情事」で世紀の悪女を怪演したグレンクローズが、貴族出身の貴婦人と正反対の役柄を演じる。彼女がクレジットトップだが、夫役ジュレミー・アイアンズがアカデミー賞主演男優賞をこの映…
マットデイモン「ラウンダーズ」を久々見たら、その前の「グッドウィルハンティング」見たくなった。この映画大好きです。インテリと落ちこぼれの狭間でさまよう男を演じさせたら、マットデイモンは天下一品。清掃係なのに数学の天才という設定がぞくっとさ…
映画界で繰り返し取り上げられているテーマとして大戦後の映画界の「赤狩り」がある。 「真実の瞬間」は91年のロバートデニーロ主演作品だ。「赤狩り」で窮地に陥る映画監督の偶像をいちばんよく表現していると思う。これでもかこれでもかと攻め立てるアメリ…
「ラウンダーズ」はマットデイモンの初期の作品、「グッドウィルハンティング」で名を挙げた彼がポーカーゲームを題材に天才ギャンブラーの紆余屈折を演じる。 ニューヨークのロースクールで学ぶ主人公ことマット・デイモンはポーカーの天才だ。かわいい恋人…
「ザ・コミットメンツ」は91年のイギリス・アイルランド映画だ。アイルランドの主要都市ダブリン北部の労働者階級のさまざまな面々を登場させ、ソウルバンドを結成させる。「ジャマイカのボブスレー」同様らしくない設定というのはおもしろい。ブルースブラ…
「レッドコーナー北京の二人」はリチャードギア主演の97年の作品。北京を舞台に、殺人犯に仕立て上げられたアメリカ人と中国人の女性弁護士の国境を超えた絆を描くサスペンス・ドラマ。13年前の発展しつつある当時の北京の風景を見せる。でも大部分はアメリ…
「クールランニング」は掘り出し物のスポーツ映画だ。 コメディタッチで笑えるし、何よりジャマイカからボブスレーでオリンピックにという発想自体がおかしい。ジョークにしか思えない。でもこれは実話に基づくらしい。 88年のジャマイカ、レゲエタッチの音…
「ア・フューグッドメン」はトムクルーズ主演のかなり特殊な法廷ものだ。「ミザリー」でキャシーベイツを恐怖のストーカーに仕立て上げたロブライナー監督による傑作だ。当時人気絶頂のデミムーアがトムの上官として出演する。基地を統括する大佐を演じるジ…
「知らなすぎた男」はビルマーレーが彼らしいキャラクターを発揮するコメディである。勘違いがずっと続き、それでも平然としているビルマーレーが滑稽だ。ヒッチコックの「知りすぎた男」に引っかけたわけだ。これもある意味サスペンスには違いないが、完ぺ…