2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧
映画「レイブンズ」を映画館で観てきました。 映画「レイブンズ」は写真家深瀬昌久の破天荒な人生の歩みを描いた浅野忠信主演作だ。レイブンズは鴉(カラス)を意味する。日仏をはじめとした4カ国の資本が入っている作品だ。深瀬昌久についての知識はない。監…
映画「光る川」を映画館で観てきました。 映画「光る川」は大河の上流に面する山村での古くからの伝承を基調にした物語。長良川スタンドバイミーの会が製作し、監督は金子雅和。岐阜県の山間部で撮影された。主演は華村あすかと葵揚で、脇役は安田顕や根岸季…
映画「その花は夜に咲く」を映画館で観てきました。 映画「その花は夜に咲く」はベトナムのホーチミンに暮らすトランスジェンダーとボクサーの彼氏の物語。女性監督のアッシュ・メイフェアの前作「第三夫人と髪飾り」は昔のベトナムを舞台にしたよくできた作…
映画「教皇選挙」を映画館で観てきました。 映画「教皇選挙」はローマ教皇選出の選挙(コンクラーベ)を題材にしたロバート・ハリスの小説を脚色したエドワード・ベルガー監督の作品。脚本のピーター・ストローハンは今年のアカデミー賞脚色賞を受賞している。…
映画「ジェリーの災難」を映画館で観てきました。 映画「ジェリーの災難」は台湾からアメリカに移住した男が定年退職の後に特殊詐欺に遭い、全財産を騙し取られる実話を当事者が主演を務めて再現した映画である。日経新聞の映画評でこの話に興味深く感じてス…
映画「悪い夏」を映画館で観てきました。 映画「悪い夏」は染井為人の原作を脚本向井康介、監督城定秀夫で映画化した新作だ。染井為人原作の「正体」が、昨年公開されたばかりだ。主人公の市役所職員を北村匠海、生活保護のシングルマザーを目下絶好調の河合…
映画「35年目のラブレター」を映画館で観てきました。 映画「35年のラブレター」は読み書きができずに65歳にして夜間中学に通うようになった夫を笑福亭鶴瓶が演じ、その妻を原田知世が演じる人情物語だ。監督・脚本は塚本連平。これも観る予定はなかったが、…
映画「逃走」を映画館で観てきました。 映画「逃走」は長年の逃走生活の末、死ぬ前に自らの正体をカミングアウトした新左翼の元活動家桐島聡に焦点を当てた足立正生監督の新作だ。爆破事件の犯人としてお尋ね者のポスターになっていた桐島聡の顔は誰もが何度…
映画「Playground 校庭」を映画館で観てきました。 映画「Playground 校庭」は小学校におけるいじめを題材にしたベルギー映画である。原題は「Un monde」(世界)で英題がPlayground(校庭)だ。予告編で小学生がいじめられている兄貴を見て心を痛めるシーンに胸…
映画「Flow」を映画館で観てきました。 映画「Flow」は本年のゴールデングローブ賞とアカデミー賞の長編アニメーション映画賞の連覇を果たしたラトビアのギンツ・ジルバロディス監督作品だ。普段は観ないアニメ作品でもなぜか気になる。主役は1匹の猫でたま…
映画「ウィキッド ふたりの魔女」を映画館で観てきました。 映画「ウィキッド」は同名の人気ミュージカルの映画化である。正直普段はスルーのパターンの作品で公開してすぐは観に行かなかった。ところが、アカデミー賞の授賞式をNHKTVで見た時に主演女優の2…
映画「ケナは韓国が嫌い」を映画館で観てきました。 映画「ケナは韓国が嫌いで」は日本の右翼系嫌韓者の人が喜びそうな題名だが、20代の普通の女の子の視点で描く小説「韓国が嫌いで」の映画化である。監督・脚本はチャン・ゴンジェ。韓国映画は社会問題を巧…
映画「石門」を映画館で観てきました。 映画「石門」は中国映画、望まぬ妊娠をした女子大学生をクローズアップさせる。監督は湖南省出身のホアン・ジーと日本の大塚竜治だ。ロッテントマトで絶賛という評判と現代中国が垣間見れそうという期待に映画館に向か…
映画「ゆきてかへらぬ」を映画館で観てきました。 映画「ゆきてかへらぬ」はベテラン根岸吉太郎監督が広瀬すず主演で「ツィゴイネルワイゼン」などの名脚本家田中陽造と組んだ16年ぶりの新作である。詩人の中原中也と文芸評論家の小林秀雄、そして女優の長谷…
映画「TATAMI」を映画館で観てきました。映画「TATAMI」はイランの女子柔道選手がイスラエルとの関係で試合出場を辞退させられることでの葛藤を描くモノクロ作品。イラン出身女優ザーラ・アミールとイスラエル出身のガイ・ナッティヴが共同演出する。ザーラ…
映画「名もなき者A COMPLETE UNKNOWN」を映画館で観てきました。 映画「名もなき者」は1960年代前半のボブ・ディランをティモシー・シャラメが演じたジェームズ・マンゴールド監督の作品である。「フォードvsフェラーリ」や直近の「インディジョーンズ」など…
映画「アノーラ」を映画館で観てきました。映画「アノーラ」はカンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作でアカデミー賞でも他部門で候補に挙がっている新作だ。監督のショーン・ベイカーの前作「レッドロケット」では破天荒な元ポルノ男優の破茶滅茶さが印象的…