2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「台北の朝、僕は恋をする」は台湾の青春恋愛映画だ。 台北の夜を彷徨う二人の男女をとりまくやさしい映画、気にいった。 台北に暮らす青年である主人公カイ(ジャック・ヤオ)は、大好きな恋人がパリに留学してしまった。本屋にフランス語を習得しようと教則…
「ミケランジェロの暗号」はオーストリアのサスペンス映画だ。 第二次大戦中、オーストリアのユダヤ人画商がナチスに迫害され名画を奪われようとして抵抗する話をコメディサスペンスのように描く。二転三転し先を読ませない脚本が冴える。 1938年のウィーン…
「東京公園」は青山真治監督の4年ぶりの作品だ。 カメラ好きの主人公の大学生と彼を取り巻く3人の女性のかかわりを描く作品 色男三浦春馬君がクローズアップされる。女性的なルックスを持つ彼の魅力を引き出そうと監督が踏ん張ったという印象だ。 主人公(…
「マーガレットサッチャー 鉄の女」劇場に見に行った。 英国首相を10年にわたって務めた名宰相の回想録的映画だ。それだけにならず認知症になってしまったサッチャーの現在を映し出す。今年のオスカーで久々主演女優賞を取ったのがうなづかされるメリルスト…
「引き裂かれた女」はアメリカで実際に起きた事件を元に描くフランス映画。監督はヌーヴェル・ヴァーグの巨匠のクロード・シャブロルだ。初老の男と若者が若い美女をめぐって取り合いをする設定はよくあるパターンだ。今回は主役リュディヴィーヌ・サニエが…
レインオブアサシンはミッシェルヨー主演の武侠ワイアーアクション物だ。 暗殺組織に所属する女刺客が過去と決別するため名前を変え、都会で暮らし始めた。しかし、組織の殺し屋たちが迫って繰る設定だ。 CIAの腕利きエージェントが静かに暮らしているところ…
「僕と彼女とオーソンウェルズ」はアメリカの演劇かぶれの高校生が、オーソンウェルズの劇団の準団員になって悪戦苦闘する姿を描く。DVDスルー作品である。 1940年代前後の映画が好きな人たちにとってはたまらない面々が登場人物になって出てくる。オ…
映画「あぜ道のダンディ」は50歳のシングルファーザーの生き様を描いたヒューマン・コメディーだ。 愛情に満ち溢れた映像が妙にしっくりくる。 去年大震災の後、最初に見た映画が「川の底からこんにちは」だった。地震後の喪失感で乱れていた心を和ませてく…
ブルースブラザース2000は名作「ブルースブラザース」の続編である。 本当に楽しい。 ロードショー時に劇場に見に行った。最終のバンドコンテストの場面になった時、豪華なミュージシャンが次から次へと出てくるのにアッと驚いた。 ここしばらく目が痛く…
先週初めから花粉症がひどくなった。 目の調子が悪い。 急にかゆくなった。今年は辞令がなかった。残留だ。 それはよかったが、部下に異動が多かった。 そんなストレスがあったのだろうか。 調子も悪い。 飲み会もあるが、気乗りがしない。 気がつくとブログ…
ウォンビン主演「アジョシ」を見ました。 主演ウォンビンの活躍にはビックリ、素晴らしい作品でした。 「母なる証明」で久々の登場を果たしたウォンビンが高いレベルの演技を見せる。「冬の小鳥」の少女キムセロンも出演して、韓国版「レオン」の匂いもさせ…
「ビューティフル」はオスカー俳優ハビエル・バルデム主演のメキシコ、スペイン合作映画だ。 よくできた映画だと思う。 バルセロナの闇社会で生きる男が余命2ヶ月と知らされさまよう姿を描く感動の人間ドラマだ。 監督は「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレ…
「グッバイ・レーニン」はドイツ映画、1989年のベルリンの壁崩壊前後の東ドイツに焦点をあてる。社会主義国家の崩壊とそれに伴って、すべての価値観が変わるのに戸惑う人たちを描く。映画のタッチはやさしさに満ち溢れている。 1989年10月ベルリンの壁…
「路上のソリスト」は路上生活をしているチェリストと記者のふれあいを描く映画だ。 ロスに9万人いるという路上生活者と精神が不安定な人たちに焦点をあてて社会の底辺に暮らす人たちの実態を描く。 ロサンゼルズ・タイムズの記者ロペス(ロバート・ダウニ…
「夢駆ける馬ドリーマー」は2006年日本公開の作品 足を骨折して馬主に見捨てられた馬と調教師とその娘との触れ合いのドラマである。 単純な筋立てが意外にしっくりくる。躍動感のあるレースシーンのカメラワークとケンタッキーの田舎の田園風景を見てい…