映画とライフデザイン

映画ブログを始めて17年、年間180〜200本観ます。時おりグルメ記事や散歩して気に入った場所の記事を書きます。gooの閉鎖で移動してきました。

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

キャタピラー  寺島しのぶ

「キャタピラー」は寺島しのぶ主演。さまざまな賞を主演女優賞として受賞した。傷痍軍人となって帰ってきた夫との関わりを描く。賞を総なめの作品だが、根は暗い。彼女も頑張ったけど、傷痍軍人となった大西信満の凄味ある演技に驚いた。 時は太平洋戦争のさ…

ハナミズキ  新垣結衣

「ハナミズキ」は一青窈の歌をモチーフに映画化された純愛物語である。新垣結衣と生田斗真の当代きってのスターを中心に映像化された。正直くさい話と思いながらも純愛話に引き込まれていく。気がつくと目に涙がたまっていくのはどうしたことであろうか?北…

エリザベス  ケイトブランシェット

映画「エリザベス」は16世紀のイングランド女王エリザベス一世の女王創成期を描く。英国国教会を築いたヘンリー8世と、侍女アン・ブーリンとの間に生まれたエリザベスが女王になる時から、独身を決意して統治にあたろうとする姿を描く。ケイトブランシェッ…

4年目の雑感1

横浜に行った。神奈川は会社の施設もあり、小田急にはのる事が多い。東海道線は久しぶりだ。 横浜駅を降りると、昔を思い出す。崎陽軒のシュウマイの売り子がいなくなって久しい。 子供のころは横浜駅ホームで売り子からシュウマイを買うのが楽しみだった。…

Uターン  ショーンペン

オリバーストーン監督には珍しいブラックジョークのような作品。ショーンペンを主人公にしている。マフィアに追われた男が砂漠の町に迷い込む。そこで無一文になり、借金に追われた彼がハチャメチャな行動をとる。回りもみんなハチャメチャという設定だ。 主…

死に花

2004年の犬童一心監督の作品だ。先日「メゾンドヒミコ」を見終わった時、何気なく見つけた。 出演者がタダモノではない。谷啓、青島幸男、山崎努、藤岡琢也、宇津井健そして森繁久弥と現在では鬼籍に入った人も多い。そんな最後の力を振り絞った映画には何か…

メゾン・ド・ヒミコ  オダギリジョー&柴咲コウ

「メゾンドヒミコ」は2004年の犬童監督作品。個人的にゲイというのは肌に合わないが、傑作だと思う。オダギリジョーと柴咲コウの二人が主演だ。ゲイの老人ホームという特殊な設定の中、個性的な男たちを登場させる。主演二人で成り立つ映画ではなく、名脇役…

小説家を見つけたら  ショーンコネリー

「小説家を見つけたら」は「グッドウィルハンティング」の続編とも言うべきガスヴァンサント監督の2000年の作品だ。ショーンコネリーが偏屈な小説家に扮して、ニューヨークのダウンタウンに住む黒人少年とのふとしたことから生まれた友情を描く。ショーンコ…

インドシナ  カトリーヌドヌーブ

すばらしい! こんなにすばらしい映像美の映画をこれまで見ていなかったことを悔いたくらいだ。 映画「インドシナ」は92年のカトリーヌドヌーブ主演作品だ。1930年代のベトナムを舞台にフランス人女性とベトナム人の養女をクローズアップする。母子2人が同時…

さらば友よ  アランドロン&ブロンソン

アランドロン主演の68年のサスペンス物だ。アメリカ映画の名脇役だったチャールズブロンソンがフランス映画でものすごい存在感を示す。主演2人と言ってもいいくらいだ。男と男を競い合っている。映画のストーリー展開にはこれといった驚きはない。全盛時代の…

イヤーオブザドラゴン  ミッキーローク&ジョンローン

何かと忙しくて映画が見れなかった。 「イヤーオブザドラゴン」というとカンフー映画の題名みたいだ。実際には、ニューヨークのチャイナタウンを根城に勢力拡長をはかるチャイニーズ・マフィアの若きドンとこれを敵対視するニューヨーク市警刑事の死闘を描く…

ガープの世界  ロビンウィリアムズ

1982年のロビンウィリアムズ主演の作品。ジョン・アーヴィングのベストセラーの映画化である。監督は「スティング」、「明日に向かって撃て」の巨匠ジョージロイヒル。ガープ少年の成長していく姿を描き、全般はアメリカのほのぼのとしたムードが流れる。 19…

県警対組織暴力  菅原文太

県警対組織暴力は「仁義なき戦い」の好評をうけ、深作欣二監督、笠原和夫脚本、菅原文太主演と同じコンビで昭和50年につくられた作品だ。日本映画史上最高のスピード感を持つ「仁義なき戦い」のスタッフがつくっただけに期待を裏切らない。今回は視点を警察…

密愛  キム・ユンジン

「密愛」は2002年の韓国映画だ。シュリで北朝鮮のスパイ役を好演した美人女優キム・ユンジンが主演、人気男優のイ・ジョンウォンと共演する。結婚して子どもにも恵まれて幸せな生活を送っていた彼女が、夫の愛人の出現で家庭が崩壊したあと移った田舎町で妻…

陽炎座  松田優作&大楠道代

『陽炎座』(かげろうざ)は鈴木清順監督の代表作の一つだ。前年の『ツィゴイネルワイゼン』の成功を受けて製作され「フィルム歌舞伎」と呼ばれた81年の作品。松田優作演じる新派の劇作家が、大楠道代演じる謎めいた女に翻弄される。 1926年の東京が舞台。新…