2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧
解釈が何通りにもできる映画ってある。 日本でいえば黒澤明の「羅生門」(原作は芥川の藪の中)のように何通りにも解釈できる。 鬼才デイヴィッドリンチ監督「マルホランドドライブ」はまさにその最頂点に立つ映画である。彼の「ロストハイウェイ」も同じよ…
師走が近づくとうきうきする。年に一回矢沢に会える時が来るからだ。 今年も武道館公演チケットが取れた。 一昨年のコンサート中止は心配した。でも60還暦の昨年、かなりはじけた。世の中には熱狂的なヤザワ信者がたくさんいる。僕もその一人だ。今年もパワ…
駿台文庫の英語大意要約問題を通勤電車の中でやっている。 英文が30文のっている。東大の入試問題を中心とした要約問題に加えて、 駿台予備校の東大模試で伊藤先生が出題した要約問題が掲載されている。 でもこの本よくできていると思う。 この本を買った…
ビートルズの映画を久々にみてみたくなった。 最近会社や自宅の車でかけているのが初期のビートルズ音楽なのである。「ハード・デイズ・ナイト」はビートルズの忙しい日常をドキュメンタリータッチで描くことにしたコメディ映画である。ジョンとジョージが故…
「王様と私」は1956年映画の全盛時につくられたミュージカル映画である。タイ国王を演じたユルブリンナーがこの映画で大スターとなる。デボラカーが宮廷の家庭教師を演じて、ウェストサイドストーリーでも抜群の存在感を見せたリタモレノがビルマからの…
藤沢周平の短編を映画化した作品。田中麗奈、東山紀之のさわやかコンビで描く。 江戸後期、不幸な結婚生活に耐える主人公こと田中麗奈はある日、1本の山桜を見つける。花に手を伸ばすと1人の武士こと東山紀之が代わりにとってくれた。彼は今の婚家に嫁ぐ前に…
11月23日は母の2回目の命日だ。 二人の三回忌は8月にもう済ませたが、命日は供養せねばと妻と娘に妹も一緒に高輪の寺に行った。 品川の家に妹は一人で住んでいる。私の小さい頃は使用人2人とお手伝い1人が一緒に住み込んでおり家族6人とあわせて9人が同じ家…
埼玉県高校受験というのは不思議な伝統がある。 個別相談で確約をとりに行く制度だ。 その前提となるのが、埼玉県の中3生5万人が受験する北辰テストという模擬テストの結果と3年一学期の通知表である。模擬テストの結果は9月以降の結果を見る。娘の場合7月が…
出発の日興奮して早起きしたせいか、その流れで2日目も早く目が覚める。 食事は6時45分なのでそれまでが長かった。 二日目は綾という町へいく。 市内から郊外へ出ると、今度はソフトバンクの練習場があった。 キャンプはこれで3つ目だ。要は宮崎の夕暮れが遅…
宮崎市内のホテルにいく。街のど真ん中のビジネスホテルだ。 夜の展開を考えるとこれ自体は悪くない。 夕食の時間まで街を散歩をする。 山形屋という老舗のデパートがある。他にはこれといった大きな店はない。 大分、福岡、鹿児島といった九州を代表する地…
会社の協力技術者との定例旅行で宮崎に火曜、水曜行ってきました。 6時半の空港待ち合わせが苦になって品川の家に泊まった。 朝早く目が覚めてしまって眠れない。 4時台に顔を洗ってからも落ち着かない。子供の遠足のようだ。 5時半すぎにでて泉岳寺から…
映画「依頼人」原題THE CLIENTは94年の法廷サスペンスである。主人公である少年が偶然自殺に遭遇する。その際少年が自殺した男から重大な事実を聞いていて、そのことで警察、検察、マフィアから追われることを一つの焦点とする。難しいことは考えず、単純に…
「ゼロの焦点」は松本清張の北陸を舞台にしたあまりにも有名なミステリーである。それを広末涼子、木村多江、中谷美紀の3人若手女優を中心としたメンバーで映画化した。この小説に流れるムードは白黒のイメージだが、カラー作品でしか見せられない色を効果的…
消されたヘッドラインはラッセルクロウが敏腕記者を演じるサスペンスものである。二つの関係ないように見える殺人事件に関連性を発見して真相に迫る。 ワシントンD.C.で相次いで起こった二つの事件。ドラッグ中毒の黒人少年の射殺事件、気鋭の国会議員コリン…
いよいよ11月、私立の試験まであと2カ月となった。 エンジン掛けてやらねばならない時が来ていると思う。 今日はここでも何回かふれた「北辰テスト」の日であった。 娘を車で近くまで送って、1時過ぎに迎えに行くという訳だ。3年になって6回目である。埼玉で…
「真実の行方」は弁護士リチャードギアが殺人事件の犯人の冤罪を主張する96年の法廷劇である。個人的に大ファンであるローラ・リニーの検事役が素敵でそれを見ているだけでも充分であった。若き日のエドワード・ノートンが好演。単純に楽しめる法廷劇であっ…
「狼よさらば」はチャールズブロンソン主演のニューヨークを舞台にした1974年の作品だ。渋さでピークを極めたのは70年代に入ってすぐ。日本でも「マンダム」のCMで超人気だった。 それから数年たって撮られたこの作品は、治安の悪いニューヨークで夜の独り…
「グロリア」は1981年のヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作。 強い女性を描いた作品として名高いが、DVDで見る機会がなかった。ツタヤの特選作品に入り、レンタル可能になった。初めて観たが、評判通りジーナローランズのカッコよさと演出、撮影の素晴ら…
先日ブログで史上最強の悪女という題目を使った。悪女というのは、悪い男よりも絵になる。「死刑台のエレベーター」のジャンヌモローも「深夜の告白」のバーバラ・スタンウィックと同じように悪女であった。 「危険な情事」のグレンクローズは悪女というべき…
前は映画をみても記録に残していなかった。それが2007年に思い立って、観た映画を記録するようになった。記録を始めてから気が付いてみると1000作目にあたった。 1000作目は記念になるものをと思い、ロードショーを見渡して、これしかないと思ったのが1958年…
ラブコメの帝王ヒューグラントが「セックスアンドシティ」で現代アメリカ40代の女性の代表となったサラ・ジェシカ・パーカーと組んでつくったラブコメディ。高尚なことは考えず、単純に楽しむ映画だ。ヒューグラントのドジな振る舞いが笑える。 サラ・ジェシ…