2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧
映画「デッドゾーン」は83年のスティーブンキングの小説のサスペンス映画だ。 ディアハンターで狂気に迫る兵士を演じた直後のクリストファーウォーケンの主演だ。若干古さを感じるが、恐怖感を掻き立てるのがうまい展開だ。デヴィッド・クローネンバーグ監督…
映画「あしたのジョー」は日本漫画界史上の頂点に君臨する名作の映画化である。 主演2人の役づくりが素晴らしい。その精悍な肉体と訓練されたボクシングスタイルに感動した。 ノーガード戦法、クロスカウンターパンチなど少年の時に胸焦がれたジョーの話はな…
「たった一人のあなたのために」は50年代のアメリカを横断するロードムービーである。ミュージシャンの夫の浮気現場を目撃したために家を出た母親と二人の息子をコミカルに描いた。俳優のジョージ・ハミルトンの少年時代の母親との関係をベースに制作された…
フランシスコッポラ監督による84年の作品だ。若き日のリチャードギアとダイアンレインのコンビで高級社交クラブ「コットンクラブ」で展開される人間模様である。「ゴッドファーザー」の流れを汲むむごい殺し合い映像もある。80年代のコッポラ監督は映画…
2日目は飛騨古川という街へ行く。 何年か前に連続テレビ小説の舞台になったというが全く記憶にない。 小さな蔵の街だ。錦鯉が悠々と泳ぐ。 酒蔵を裏から見る。ファサードがきれい。 世界遺産白川郷へ向かう。 その前にそばやで腹ごしらえをする。これが抜群…
生まれて初めて飛騨に行ってきました。 関連会社の人たちといった。 名古屋まで新幹線で行き、そこからサロンバスの旅だった。 岐阜県だけどどちらかというと北陸の方が近い。 高山の街並みは賑やかだが、裏道に入ると割と静かでいい感じだった。 我々の近く…
映画「マネーボール」を劇場で見た。 映画は娯楽という原点に返って実におもしろかった。 野球映画の主人公はプレイヤーであるのがほとんどだ。監督が少し混じっているくらいであろう。「マネーボール」の主人公ビリー・ビーンことブラッド・ピットは、オー…
「SOMEWHERE」はソフィアコッポラ監督の4作目で第67回ヴェネチア映画祭を制した。フェラーリを乗り回し酒と女に溺れるハリウッド俳優が、前妻と同居する11歳の娘とすごす時間を描きだす。「ロスト・イン・トランスレーション」でソフィアコッポラが描いたよ…
「海と毒薬」は熊井啓監督による86年のキネマ旬報ベスト1となった名作だ。 実際の史実に基づき遠藤周作が小説にした。大学病院で患者が人体実験の材料にされるという話だ。それ自体はよく聞く様な話だが、健康な人間が実験材料にしてしまうとただじゃすまな…
「告発の行方」はジョディフォスターが最初にオスカー主演女優賞を受賞した作品だ。レイプ裁判をテーマにしている。ジョディフォスターが迫真に迫る演技をするが、検事ケリーマクギリスがかっこいい。演技もさることながら裁判のテーマには考えさせられるこ…
「再会の食卓」は国共内戦で本土と台湾に別れ別れになった元の夫婦が再会する話である。同じ民族が別れる話はつらい。韓国映画に多い設定だ。近代化が進む上海の中の古い居住区をクローズアップしながら、2人の再会を描く。ただ、価値観の違いがあるせいかど…
「ソフィアの夜明け」はブルガリアの首都ソフィアを舞台にした作品だ。けだるい雰囲気で始まり、最後までその流れは変わらない。ドツボにはまる主人公兄弟がせつない。まずしい東欧の生活をクローズアップして、ドラッグ、ネオナチ集団やトルコ人との民族葛…