映画(欧州映画含むアフリカ除くフランス )
『ジュリーは沈黙したままで』を映画館で観てきました。 『ジュリーは沈黙したままで』はベルギー映画。頼りにしていたコーチが指導停止になり戸惑う15歳のテニス少女の成長物語。監督はレオナルド・ヴァン・デイル。フランス語が基調でベルギー特有のオラン…
映画「美しい夏」を映画館で観てきました。 映画「美しい夏(La Bella Estate)」はイタリアトリノを舞台にしたチェーザレ・パヴェーゼの同名小説に基づく作品で監督はラウラ・ルケッティだ。夏の湖で知り合った少女から大人になろうとする時期の10代の女性2…
映画「ニーキャップ」を映画館で観てきました。 映画「KNEECAP/ニーキャップ」は実在するアイルランドのラップトリオが自らを演じた半自伝的映画である。でもドキュメンタリーではない。もちろんこのバンドの名前を聞くのは初めてだ。監督は元ジャーナリス…
映画「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」を映画館で観てきました。 映画「ゲッベルス」はナチスドイツの宣伝大臣ゲッベルスをクローズアップしたヨアヒム・A・ラング監督の作品。ヒトラー以外のナチス幹部ではゲッベルスはゲーリングと並んで世間に…
映画「Playground 校庭」を映画館で観てきました。 映画「Playground 校庭」は小学校におけるいじめを題材にしたベルギー映画である。原題は「Un monde」(世界)で英題がPlayground(校庭)だ。予告編で小学生がいじめられている兄貴を見て心を痛めるシーンに胸…
映画「Flow」を映画館で観てきました。 映画「Flow」は本年のゴールデングローブ賞とアカデミー賞の長編アニメーション映画賞の連覇を果たしたラトビアのギンツ・ジルバロディス監督作品だ。普段は観ないアニメ作品でもなぜか気になる。主役は1匹の猫でたま…
映画「愛を耕すひと」を映画館で観てきました。 映画「愛を耕すひと」はデンマークの名優マッツミケルセンの新作である。ニコライ・アーセル監督の作品だ。毎回主演作を楽しみにしている。今回は18世紀のデンマークまで時代がさかのぼる。未開拓の荒れ地から…
映画「ブラックバード、ブラックベリー、私は私」を映画館で観てきました。 映画「ブラックバード、ブラックベリー、私は私」はジョージア映画。ジョージアの女性作家タムタ・メラシュヴィリの原作小説を同国の女性監督エレネ・ナヴェリアニが映画化した。東…
映画「チネチッタで会いましょう」を映画館で観てきました。 映画「チネチッタで会いましょう」はイタリアのベテラン監督ナンニモレッティの新作である。「映画の中の映画」の手法で自ら映画監督役となって1956年のソ連ハンガリー侵攻に戸惑うイタリア共産党…
映画「ソングオブアース」を映画館で観てきました。 映画「ソングオブアース」はノルウェー西部のオルデダーレン渓谷に住む夫婦の一年を追うドキュメンタリー作品。監督のマルグレート・オリンが自らの両親と美しい自然の春夏秋冬を映し出す。役所広司の「パ…
映画「美食家ダリのレストラン」を映画館で観てきました。 映画「美食家ダリのレストラン」はスペイン映画。独裁政権に反発してバルセロナを追われたシェフが海辺の街カダケスのレストランで働く話だ。オーナーはカダケスに住む芸術家サルバトール・ダリの狂…
映画「幸せのイタリアーノ」を映画館で観てきました。 映画「幸せのイタリアーノ」はイタリア版ラブコメディ映画。独身でリッチな49歳のプレイボーイが足に障がいをもつ美女に惚れてしまう話である。予告編でだいたいのストーリーの予測がたってしまう映画だ…
映画「ストレンジウエイオブライフ」を映画館で観てきました。 映画「ストレンジウェイオブライフ」はスペインのペドロアルモドバル監督の新作映画。なんと31分の短編映画である。地元スペインが舞台ではなく西部劇を題材にした作品だ。ちょうどすき間時間が…
映画「フィリップ」を映画館で観てきました。 映画「フィリップ」は、第二次大戦中のドイツでフランス人として身を隠す1人のユダヤ人に注目する作品。ポーランドの作家レオポルド・ティルマンドの自伝的小説をもとに監督のミハウ・クフィェチンスキが映画化…
映画「関心領域」を映画館で観てきました。 映画「関心領域」は悪名高きアウシュビッツ収容所の内部でなく、すぐそばに住む収容所長の自宅に焦点をあてる英国のジョナサン・グレイザー監督の作品である。カンヌ映画祭グランプリやアカデミー賞の国際長編映画…
映画「ありふれた教室」を映画館で観てきました。 映画「ありふれた教室」はドイツのある初等教育7年生(12歳)の教室の話である。ここのところ邦画ばかり見ていたが,まともだと思われるドイツ映画を選択する。トルコ系ドイツ人イルケル・チャタク監督の作品。…
映画「ミセス・クルナスvs.ジョージ・W・ブッシュ」を映画館で観てきました。 映画「ミセス・クルナスvs.ジョージ・W・ブッシュ」はドイツ映画。ドイツ居住のトルコ移民の男がタリバンの疑いをうけて強制収容所に留置されているのを救出しようと試みる母親と…
映画「ミツバチと私」を映画館で観てきました。 映画「ミツバチと私」は性同一性障害に悩む8歳の男の子を取り巻く家族の戸惑いを描いたスペイン映画だ。スペインの女性監督エスティバリス・ウレソラ・ソラグレの初監督作品だ。主役を演じたソフィア・オテロ…
映画「枯れ葉」を映画館で観てきました。 映画「枯れ葉」はフィンランドのアキカウリスマキ監督の久々の新作である。復活してくれてともかくうれしい。Amazon primeに突如初期の作品がラインナップされて、未見の「マッチ工場の女」や「真夜中の虹」まで見れ…
映画「SISU/シス」を映画館で観てきました。 映画「SISU/シス 不死身の男」はフィンランド映画、第二次世界大戦中にフィンランドに侵攻していたナチスに1人闘いを挑んだ元兵士の話である。フィンランド映画といえば、アキカウマリスキ監督の人情味あふれる…
映画「ヨーロッパ新世紀」を映画館で観てきました。 映画「ヨーロッパ新世紀」はルーマニア映画、移民で揺れ動くルーマニアの山村での出来事を鋭く描く。監督のクリスティアン・ムンジウは「4ヶ月、3週と2日」でカンヌ映画祭パルムドールを受賞しており、こ…
映画「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」を映画館で観てきました。 映画「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」はドイツナチスのゲシュタポに幽閉されたオーストリア人の法律家を描いている小説家ステファンツヴァイクの「チェスの本」の映画化である。チェスが絡ん…
映画「EO」を映画館で観てきました。 映画「EO」はサーカスにいたロバが方々でさまざまな出来ごとに出くわす一種のロードムービー的な映画だ。ロバというと、自分の世代では日本TV「おはようこどもショー」のロバを思い浮かべる。あの時は愛川欽也のかぶり物…
映画「聖地には蜘蛛が巣を張る」を映画館で観てきました。 映画「聖地には蜘蛛が巣を張る」はイランで起きた16人娼婦連続殺人事件を題材に北欧で活躍するアリアッバシ監督が制作した作品である。主演のザーラ・アミール・エブラヒミは殺人犯を追うジャーナリ…
映画「コンペティション」を映画館で観てきました。 映画「コンペティション」はスペインアルゼンチンの合作映画。ペネロペ・クルスとアントニオ・バンデラスの2大スターの共演に「笑う故郷」の名優オスカル・マルティネスが加わる。監督は「笑う故郷」のガ…
映画「逆転のトライアングル」を映画館で観てきました。 映画「逆転のトライアングル」はスウェーデンのリューベン・オストルンド監督がカンヌ映画祭パルムドール(最高賞)を受賞した作品である。サバイバル系の映画ってあまり好きじゃない。今回も迷ったけど…
「神が描くは曲線で」はNetflix映画 Netflix映画「神が描くは曲線で」はスペイン発のサスペンス映画である。何気なくNetflixの画面を見ていて気になる。「マジカルガール」のバルバラレニーが主演だからだ。同じくNetflix映画の「日曜日の憂鬱」でも強い印象…
映画「いつかの君にもわかること」を映画館で観てきました。 映画「いつかの君にもわかること」は映画「おみおくりの作法」の監督ウベルト・パゾリーニの作品である。「おみおくりの作法」は日本でも阿部サダヲ主演で「アイアムまきもと」としてリメイク公開…
映画「コンパートメントNo.6」を映画館で観てきました。 コンパートメントNo.6はフィンランド映画、カンヌ映画祭でグランプリを受賞している作品である。大好きなフィンランドの名監督アキ・カウリマスキ作品のテイストもあるという話で行こうとすると、予約…
映画「パラレルマザーズ」を映画館で観てきました。 映画「パラレルマザーズ」はスペインの奇才ペドロ・アルモドバル監督の作品である。「ペインアンドグローリー」以来長らく楽しみにしていた新作が観れてうれしい。盟友というべきペネロペ・クルスの主演で…