2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧
映画「泣く子はいねぇが」は2020年の作品 「泣く子はいねぇが」はここに来て活躍が目立つ仲野大賀主演の映画である。Netflixで時間潰しのつもりでみたが、予想よりもおもしろい。子供の成長を願って、鬼に扮した男たちが幼児のもとを夜歩き回る「ナマハゲ」…
映画「ノマドランド」を映画館で観てきました。 オスカー主演女優賞を2度受賞しているフランシスマクドーマンドの新作である。前評判は高く、ベネチア映画祭とトロント映画祭で作品賞を受賞している。夫であるコーエン兄弟の作品をはじめとして自分には相性…
映画「まともじゃないのは君も一緒」を映画館で観てきました。 気になるラブコメディだった。結果観て良かった。 「まともじゃないのは君も一緒」の脚本の高田亮は自分が好きなレベルの高い作品「さよなら渓谷」「そこのみにて光り輝く」「オーバーフェンス…
映画「恋文」を名画座で観てきました。 映画「恋文」は昭和28年の田中絹代初監督の新東宝映画である。名画座の森雅之特集の作品では「恋文」も注目していた。 渋谷の109ビルを東急本店に向かって行った途中に、恋文横丁と看板が書かれているエリアがあった。…
映画「ファイブブラッズ」はスパイクリー監督によるNetflix映画 黒人人種差別に対するメッセージが強い監督だけにおおよそ内容が想像される。それでもメジャー監督作品なので、思わず観てしまう。ベトナム戦争の黒人帰還兵4人がサイゴン(ホーチミン市)に集合…
映画「コロンバス」は2017年のアメリカ映画 久々のDVDレンタル屋で漁っているうちに見つけた作品。日本公開は2020年3月だったようで、コロナ禍まったく気づかなかった。モダニズム建築が多く建てられているコロンバスが舞台という紹介で、みてみたい気になる…
映画「アルプススタンドのはしの方」は2020年の日本映画 先日、キネマ旬報ベスト10と映画芸術のベスト10の両方に入っている作品はいい作品が多いということで「37セカンズ」を取り上げた。いい作品だった。「アルプススタンドのはしの方」もキネマ旬報で10位…
吉村公三郎監督の「我が生涯のかゞやける日」は昭和23年(1948年)の松竹映画、名画座の森雅之特集の中でも気になっていた作品である。機会がなく見れなかった作品で、山口淑子がヒロインとなる。 軍の急進派将校に殺された終戦受託派の政界大物の娘が、落ちぶ…
映画「37セカンズ」は2020年公開の日本映画 傑作である。 たぶん昨年ロードショーで見たら、間違いなく日本映画のベストと評価したであろう。情報不足を悔いた。 日本の映画賞ではキネマ旬報ベスト10が最も権威があるが、その一方で雑誌「映画芸術」のベスト…
映画「女妖」を名画座で観てきました。 「女妖」は昭和35年(1960年)の大映映画だ。名画座の三隅研次特集で初めて出会う映画である。売れっ子作家をめぐる3つの独立したストーリーが描かれるオムニバス形式である。京マチ子、山本富士子、若尾文子という当時…
映画「春江水暖」を映画館で観てきました。 中国現代劇の傑作である。ゆったりしたムードを満喫できた。 裏社会にもつながる現代中国を描いた作品では、「帰れない二人」「罪の手ざわり」のジャ・ジャンクー監督や「鵞鳥湖の夜」や「薄氷の殺人」のディアオ…
映画「DAU ナターシャ」を映画館で観てきました。 誇大広告ってこういうことなのかという映画である。 つまらない時はblogアップもしないが、近来になく呆れたので誤解して観に行く人のためにネタバレありで言っておきたい。 まず誇大広告から 実に、オーデ…