映画(自分好みベスト100)
映画「ある画家の数奇な運命」を映画館で観てきました。 重厚感があり、実に見応えのある作品である。今年のナンバー1に評価していい! 大学の第二外国語がフランス語でドイツ映画は縁が遠い。でも直感で初日に行くことにした。美術家ゲルハルト・リヒターの…
映画「さようなら、コダクローム」は2017年のNetflix映画 好きなんだなあ、この映画。もしかして今年見た92作の中でいちばん好きかもしれない。 「さようなら、コダクローム」は、余命短いプロカメラマンがしばらく疎遠になっていた息子に再会して、すでに閉…
映画「ルディ・レイ・ムーア」は2019年のNetflix映画 これはむちゃくちゃおもしろい! 映画はネアカに限る。エディ・マーフィー健在を示す会心の出来である。実在のミュージシャン、ルディ・レイ・ムーアがただのレコード店の店員から這い上がっていく姿…
映画「盗まれたカラヴァッジョ」を映画館で観てきました。 これはおもしろい! 上質なサスペンスである。スペインのペドロ・アルモドバル監督作品を思わせる不安を呼び起こす音楽がバックに流れ、息をのむような緊張感あふれるシーンが続く。有名脚本家のゴ…
映画「フォードvsフェラーリ」を映画館で観てきました。 「フォードvsフェラーリ」はマット・デイモンとクリスチャン・ベールの超大物俳優の共演である。監督はジェームズ・マンゴールド。題材は60年代前半のモーターレース界で連勝を続けていたイタリアのフ…
映画「イエスタデイ」を映画館で観てきました。 50年を超えるビートルズ歴の想いがあり、それぞれの場面で思わず涙してしまいました。 誰もビートルズを知らない世界になって、ビートルズの曲を歌ってスターになるという映画があること予告編で知る。監督は…
映画「ある船頭の話」を映画館で観てきました。 オダギリジョーの初監督作品である。山間を流れる渡し船をめぐって船頭と乗客との逸話を語っていく。主人公の船頭を柄本明が演じる。初監督となるオダギリジョーを応援してか、橋爪功、草笛光子、蒼井優、細野…
映画「ロケットマン」を映画館で観てきました。 待ちに待ったエルトン・ジョンの伝記映画である。すぐさま観に行くしかない。 1970年代前半全米ヒットチャートマニアだった自分が、その当時いちばんひいきにしていたのがエルトン・ジョンである。5枚目の…
映画「暗殺の森」は1970年公開のイタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督の作品 暗殺の森 ベルナルド・ベルトルッチ 日本公開は1972年である。公開後しばらくして名画座で何度も公開されるうちにカルト的に有名になっていく。第二次世界大戦中、ムッソリ…
中国映画「迫りくる嵐」を映画館で観てきました。 久々にいいサスペンスに出会えたという新作でした。宣伝文句には「殺人の記憶」、「薄氷の殺人」に続く本格サスペンス映画となっている。両作品とも自分の好きな映画である。とにかく雨の続く映画である。工…
映画「寝ても覚めても」を映画館で観てきました。 予想外の展開に余韻が残ってしまいました。 柴崎友香の原作の映画化で、カンヌ映画祭に出品、東出昌大が一人二役という情報だけで映画館に向かいました。もちろん原作は未読で。先入観なしで、ストーリーを…
チリ映画「ナチュラルウーマン」を映画館で観てきました。 すばらしい映像美を見せる作品である。いやー今年は豊作だ。 恋人を失ったトランスジェンダーの女性歌手が、偏見や差別に負けずに生きていく姿を描く。ここではチリの首都サンティアゴを舞台に、な…
映画「シェイプ・オブ・ウォーター」を映画館で観てきました。 素敵な映画である。 話すことができない1人の独身女性が、異形の生物と恋に落ちていく話というとちょっととっつきにくい印象を持つが違う。60年代前半の冷戦時代の時代設定で、スパイ映画的緊…
映画「スリー・ビルボード」を映画館で観てきました。 これはすばらしい!傑作である。 1月の第2週にインフルエンザB型にかかってしまい、この1月は悶々とした生活を送ってしまった。まだ咳が止まらない。なんと映画館で一本も観ていない月というのは何十…
映画「LA LA LAND」を映画館で観てきました。 これは最高!!です。 予想を上回る素晴らしい作品だ。 冒頭から渋滞の高速道路でのミュージカルタッチのシーンでまずは度肝を抜かれる。黒人女性の歌声からから始まって、色彩豊かな衣装で着飾った男女が止まっ…
映画「ザ・コンサルタント the accountant」を映画館で見てきました。 これは実におもしろい!! 作品情報を見ると、ベンアフレックの新作は会計士を演じているという。めずらしい設定だなと思って映画館に向かうと、なんと自閉症の異常に数字に強い会計士の…
映画「エブリバディ・ウォンツ・サム」を映画館で見てきました。 これはまさしく来た~って感じ 自分自身も大学生だった1980年を舞台にご機嫌な映画だ。 「6才のボクが大人になるまで」のリチャード・リンクレイター監督が野球推薦で入った大学生活の自…
映画「オーバーフェンス」を映画館で見てきました。「そこのみにて光り輝く」に続く函館出身で悲運にも自殺した佐藤泰志原作の映画化である。 呉美保監督、綾野剛主演「そこのみにて光輝く」は胸にしみる傑作であった。今回は「マイパックページ」、「苦役列…
映画「レヴェナント」を映画館で見てきました。 レオナルド・ディカプリオが念願のアカデミー賞主演男優賞を受賞した「レヴェナント」は、演技、ビジュアル、音響効果いずれもすぐれた総合的完成度が極めて高い近年まれにみる傑作だ。当然今年一番の作品と評…
映画「クリード」を映画館で見てきました。 シルベスター・スタローン演じるロッキーが宿命のライバルであるアポロの息子のトレーナーをやるなんて話と聞くだけで興奮してしまう。見てみると実にすばらしい!!今から40年近く前、初めてロッキーを見た時の…
映画「ホワイトゴッド 少女と犬の狂詩曲」を映画館で見てきました。 これはすごい映画である。今年見た公開作では文句なくナンバー1だ。 映画ポスターなどの静止画ではわからない躍動感がある。元妻がしばらく留守にするために元夫(父親)に娘と犬を預ける…
映画「ラブ&マーシー 終わらないメロディー 」を映画館で見た。 これは今年一番好きな映画だなあ。 夏といえばビーチボーイズの季節だ。最近では車でドライブのチャンスが減ったが、当然のごとく夏になるとビーチボーイズ「endless summer」を聴きながら運…
映画「夜の蝶」は1957年(昭和32年)の大映映画。名画座で見てきました。 これも上映を楽しみにしていた映画だ。二人の主人公にはモデルがいる。京都の芸妓出身で銀座の名物マダムだった「おそめ」ママ上羽秀と銀座の老舗クラブ「エスポワール」の川辺…
映画「百円の恋」を映画館で見てきました。 本当によかった。熱い高揚感を感じさせてくれた。この映画の安藤サクラは本当に凄い。たぶん今年の日本映画の主演女優賞は全部彼女がさらっていくんじゃないかな?そう思わせるようなすばらしさでした。 若干ひき…
映画「運命じゃない人」は内田けんじ監督による2005年のドラマ この映画は傑作だ。 今まで何で見なかったんだろう。出演者はいずれも映画でよく見かける顔だけど、メジャーな俳優は出ていない。ジャケットもパッとしない。なんか違うのかな?といった印…
映画「インターステラー」を映画館で見てきました。 これこそ今年のベストというべきすばらしい作品に出会えました。 正直このレベルまで期待していなかった。宇宙ものというだけで、「ゼログラビティ」と比較するのも酷だが、重層構造の脚本、抜群の編集力…
映画「6才のボクが大人になるまで」を映画館で見てきました。 大好きな映画「スクールオブロック」のリチャード・リンクレイター監督が、同じ4人の俳優と12年間作り上げてきた映画だということは知っていた。前評判もいい。やっている映画館も少ないので…
映画「そこのみにて光り輝く」を映画館で見た。 これは胸にしみるすばらしい映画だった。 おそらく本年屈指の名作と評価されるはずである。 何よりすごいのが菅田将暉である。悪いけど綾野剛よりも断然いい。 池脇千鶴は社会の底辺を生きていく女になりきる…
映画「浮き雲」は1996年のフィンランドの異才アキ・カウリスマキ監督作品 97年のキネマ旬報ベスト3となっている。失職した夫婦が彷徨う姿をえがく。 「シャイン」「イングリッシュペイシェント」という名作よりも上位に評価されている。この映画も見るチャン…
映画「バベットの晩餐会」は1987年のデンマーク映画である。日本では1989年の公開だ。 これぞ傑作という素晴らしい映画である。 1987年にアカデミー賞外国語映画賞を受賞しており、雑誌の「グルメ映画」特集では常連である。何度も借りようとト…